チーム作りに必要なことをまとめてみた【参考:THE TEAM】

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かとてん
かとてん

ワイも最高のチーム作りたいわあ。

まるお
まるお

なんやねんいきなり・・・。どうしたって言うんや。

 
かとてん「ワイ、今まで自分でチーム作ったことないねんけど、チームで大きなことを成し遂げるってめっちゃええやん?うらやましいねん。」
まるお「気持ちは分からんでもない。」
 
かとてん「せやろ?」
かとてん「というわけで、「チーム作りでこれだけは必要だ」っていう要素知ってたら教えてくれ。ワイ、今すぐチーム作りたい気分やねん。」
まるお「気分ねぇ・・・」
 
 

達成すべき目的と目標を設定せよ!

まるお「ま、ええわ。チーム作りに一番大切なんはチームが目指す場所。つまり、チームの目的を決めることや。」
まるお「目的のないチームは目的地が決まってない旅行と同じでグダグダになる可能性が高いからな。」
まるお「で、さっきチームを作りたい言ってたけど、そもそも何のためにチームを作りたいんや?」
 
かとてん「・・・大きなことを成し遂げるため!ってのはダメか?」
まるお「残念やけど赤点やな。」
 
まるお「目的自体は抽象的で問題ないんやけど、「大きなことを成し遂げるため」ってのは抽象的過ぎんねん。目的を達成するために何をしたらいいのか分からんやろ?」
まるお「だから、例えば「最高の教育をすべての子供たちに」みたいに次の行動を考えられるような、より具体的な目的を立てることができれば合格点やな。」
かとてん「なるほど。分かりやすさは正義ってことか。」
 
まるお「せやな。こんな風に目的(ビジョン)がしっかり立てられていれば、次のステップである目標設定も楽になるし、なによりチームメンバーも「なぜやるべきか」ってところまで深く理解できるようになるから、メンバー全員が自律的に動けるようになるやで。」
かとてん「ほう・・・。」
 
まるお「ちなみに、目的(ビジョン)と目標の違いは分かってるか?」
かとてん「いや、わからん。一体何が違うんだってばよ・・・。」
 
まるお「目的は「実現したい内容」で、目標は「目的を実現するための達成水準」やな。」
まるお「例えば、さっき例に挙げた目的の「最高の教育をすべての子供たちに」を実現するための目標が「最高の教育機関を2030年後までに全世界で1000店舗営業する」になるっちゅうイメージや。」
 
かとてん「なるほど。両方ないとあかんのやな。」
まるお「そうゆうことや。目標の立て方はSMARTの法則に則っていれば問題ないで参考にしてや。」
 
【SMARTの法則】
①具体的か(Specific)
②測定可能か(Measurable)
③達成可能か(Achievable)
④関連性があるか(Relevant)
⑤期限は設定されているか(Time-bound)
 
かとてん「サンクス。ちなみに、この目標には中間目標ってのもあってええんよな?」
まるお「そのとおりや。正確にはあっても良いってより、むしろあった方が良いな。」
 
まるお「分け方は何でもええんやけど、一旦は短期・中期・長期と分けて考えたらええ。ほんで、適切な目標が設定できたら、目標達成のための5W1Hを詰めたらええで。」
 
 

目的達成のために優秀なメンバーを集めよ!

まるお「チームの目的が定まったら、次にやるべきは「メンバー集め」やな。」
かとてん「おー、いよいよチームって感じしてきたな。」
 
まるお「チームのパフォーマンスやモチベーションを上げるためにも、チームの目的達成に必要かつ優秀なメンバーを集めることは大切や。」
まるお「このとき、「目的を達成するために必要なメンバー」ってのも大事やけど、同時に「優秀であること」ってのも大事なんやで。」
まるお「というのも、人間にはいろんなバイアスがあるからなんやな。チーム活動で気を付けたいバイアスをいくつか挙げとくで参考にしてや。」
 
【気を付けたいバイアス】
①リンゲルマン効果:集団が大きくなるほど1人当たりのパフォーマンスが低下する。
 対応策:小さいチームで責任の所在を明確にし、チームメンバーの当事者意識を高める。
②社会的権威:肩書きや経験などの権威を持つ者(専門家など)に対して考えなしに信頼を置く。
 対応策:チーム内でフラットに議論する場を設ける。
③同調バイアス:安心感を得るために周囲の人々と同じ選択・行動をとる。
 対応策:チームにとって良い方向に選択・行動させるように促す。
④参照点バイアス:最初に示されたことがその物事を行う際の基準となる。
 対応策:チームの中で明確かつ理想的な基準を設ける。
 
かとてん「優秀なメンバーを集めることがいかに重要か分かった気がするわ・・・。つまり、ワイ氏自身も優秀にならんとあかんわけやな・・・」
まるお「優秀な人は優秀なメンバーと仕事したがる傾向にあるで、それはマストやな。頑張ってや。」
 
 

メンバー同士のコミュニケーションを促進せよ!

まるお「チームメンバーが集まったら、次はメンバー同士のコミュニケーションを促進させて、メンバー同士の相互理解を深めたり心理的安全性を高めたりすることが必要になってくる。」
まるお「最高のチームは人間関係も最高っちゅうワケや。」
かとてん「なんかものすごい納得感やな。」
 
まるお「せやろ。てなわけで、まずは相互理解の高め方から説明するで。」
まるお「相互理解を深めるためにはメンバー同士で「経験・感覚・志向・能力」を共有することが大切になってくる。」
まるお「こんな感じのモチベーショングラフとかあると分かりやすい。が、メンバーそれぞれがモチベーショングラフ以外のことも書いてある「自分の取扱説明書」を用意して共有するとええわ。」
 
まるお「人は自分を理解してくれる人のために何かをしてあげたいと思う感情的な生き物やから、相互理解はめっちゃ重要なんや。」
かとてん「あー・・・なるほど。ワイもそんな経験あるわ。返報性の法則ってやつやろ?」
まるお「せやせや。良い関係ってのはそうゆうもんなんやな。」
 
まるお「次は心理的安全性を高める方法やな。」
まるお「心理的安全性を高めるには「無知、無能、邪魔、批判的」だと思われないようにする工夫が必要になってくる。」
まるお「具体的には次に掲げる文化を作ることやな。」
 
【作り上げるべき文化】
・率直な意見が言える
・失敗が共有される
・発言が促進される
・反対意見を言っても問題ない
 
まるお「あと、何よりも忘れたらあかんのが「相手への思いやり」な。」
まるお「これらの文化も「相手への思いやり」がなければ何の意味もないでな。言い方ひとつで受け取り方が全然違うくなるから、相手へ何かを伝えるときには思いやりをもって伝えるんやで。「親しき中にも礼儀あり」や。」
かとてん「確かにな。身に刻むわ。」
 
まるお「それと、メンバー間のコミュニケーションを促進するうえでコミュニケーションコストには注意が必要になる。コミュニケーション自体には時間的・精神的なコストがかかるから、できるだけそれらのコストを減らしてあげる努力をしたってや。」
 
 

チーム内の意思決定方法を定めよ!

まるお「メンバー同士のコミュニケーションを促すのと同時に、チーム内での物事の意思決定方法を決めておく必要がある。これを事前に決めて共有しておかないと後々収集つかんくなってしまうからな。」
まるお「意思決定の方法は大きく分けて3種類ある。どれを選んでもええし、なんならその都度決めても混ぜ合わせてもええんやが、選んだ意思決定方法の強みを生かさんと、その意思決定方法を選んだ意味がないってのを覚えておいてほしい。」
 
【意思決定方法と強み】
①独裁:チーム内の誰か一人が独断で意思決定する。
 強み:早い意思決定ができる。
②多数決:複数の選択肢のうち、多数の賛成を得た選択肢を採用する。
 強み:独裁と合議の中間となることができる。
③合議:チームメンバー全員で話し合い、結論を導く。
 強み:メンバー全員が納得できる意思決定ができる。
 
まるお「例えば、「独裁」で決めているのに時間がかかったり、「合議」で決めているのに一つの意見を押し通したりするとうまくないわな。」
かとてん「確かに。強みが完全に消えるな。」
 
まるお「せやろ。」
まるお「強みを生かすのと併せて、両極端になってる独裁と合議の意思決定方法を選んだときに注意しておきたいことがあるから挙げておくわ。」
かとてん「めっちゃ助かるわー。」
 
【注意しておきたいこと】
独裁:メンバーから意見を募ったうえで意思決定者が下した結論をメンバーが正解にすること。
合議:選択基準となる要素とその優先順位を決めてから意思決定を下すこと。
 
まるお「あと、意思決定方法がどっちかに偏り過ぎてもどこかで歪みが出てくることもあるで、その時は違うやり方も検討してみてや。まぁ、結局はグラデーションの問題ってことや。」
かとてん「なるほどなー。全員が全員納得するってのはなかなか難しいことなんやなー。」
 
 

共感させるポイントを定めよ!

まるお「長くなったがこれで最後や。」
かとてん「自分で聞いといてアレやけど、ワイのHPはもう残りわずかや・・・。」
 
まるお「最後はサクッと終わるから安心してや笑」
まるお「最後に必要となるのが、チームメンバーが自ら望んでチームに貢献くれるように「メンバーの貢献意欲を駆り立てる」ことやな。」
まるお「そのためにチームに「共感」してもらう必要があるんやけど、ここで考えないといけないのが「チームのどこに共感させるか」ってところや。共感ポイントの具体例を挙げるとするとこんな感じになるな。」
 
【共感ポイント】
①理念・方針
②活動・成長
③人材・風土
④待遇・特権
 
まるお「これらを参考にンバーの共感を生み出すものを明確に定義できたら、その共感を生み出し続ける仕組みを考えてみよう。」
まるお「例えばやけど、「最高の教育をすべての子供たちに与えたい」っていう理念に共感させたいのであれば、この理念からブレないように行動するルールを設けるとかやな。」
 
まるお「この仕組みができて、メンバーがずっと共感している状態を維持できれば、チームへの貢献度合いがグッと上がるはずや。」
かとてん「キーワードは共感か・・・ここら辺は人づきあいと近いところがあるな。」
まるお「せやな。」
 
まるお「あと、メンバーがやりたいこととチームに必要なことを合致させてやることっていう考え方も大切やな。この辺も含めて考えてみてや。」
 
 

おわりに

まるお「お疲れさんでございました。」
かとてん「めっちゃ疲れたけどめっちゃ勉強になったわ。」
 
かとてん「ワイ、まずは自分のやりたいことを探すことにするわ。」
まるお「せやな。チーム云々の前にやりたいことを探すべきやな。」
 
まるお「まぁ、やりたいことを全力でやる姿ってのはめちゃくちゃ良いもんやでな。楽しみにしてるで。」
かとてん「おう!!」
 
 
 
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