DApps開発プラットフォーム「Alchemy」とは?使い方も含めて解説!!

Web3
 
まるお
まるお
「Alchemy」って確か「錬金術」って意味やったな。
何か生み出したり作り変えたりしてくれるんか?
 
かとてん
かとてん

んー、そうゆう意味だと「DAppsの開発環境」を作り変えてくれてるんちゃうかな?

 
 

Alchemyとは?

Alchemyは、「Dapps開発を容易にすることに焦点を当てたWeb3開発プラットフォーム」です。
Alchemyを利用することで、基本無料で以下のようなサービスを利用することができます。
※有料プランになるとできることが増えます。
 
【Alchemyのコア製品】
・Alchemy Supernode:ノードのすべての機能を備えたイーサリアムAPI
・Alchemy Notify:ユーザーが要求し、それに値するUXをユーザーに提供してくれる
・Alchemy Build:製品のプロトタイプ作成、デバッグ、およびデプロイを迅速に行える
・Alchemy Monitor:アプリの状態、パフォーマンス、ユーザーの行動に関するダッシュボードとアラートの包括的なスイート
※詳細については公式のドキュメントを参照ください。
 
なお、AlchemyはWeb3企業から絶大な信頼を得ており、Ethereumアプリケーションの70%をサポートしています。
その中にはAxie InfinityやDapper Labsをはじめ、Open Sea、Aave、Sushiswap、Yearn.Finance、The Graphなども含まれています。
 
これだけ人気のあるサービスを基本無料で利用できるのはとてもありがたいですよね。
次節では、DApps開発者に欠かせない「Alchemy Supernode」について詳しく解説していきます。
 
 
 

Alchemy Supernode

「Alchemy Supernode」を簡単に言うと、Alchemyが管理しているEthereumのスーパーノードを使わせてもらえるサービスです。
 
本来であれば、DAppsがブロックチェーン上のデータを読み取ったり、トランザクションを送信するなど、イーサリアムブロックチェーンと通信するためにはイーサリアムノードに接続する必要があります
しかし、開発者自身がノードのセットアップや維持をするとなると莫大なコストがかかってしまいます。
 
この問題を解決したのが「Alchemy」です。
つまり、Alchemyを利用すると、Dapps開発者が開発だけに専念できるようになり、ブロックチェーンとの通信にかかるコストはAlchemyがすべて負担してくれるというわけですね。
神です。
 
ちなみに、Ethereumチェーンだけでなく、テストネットであるRinkeby、Ropsten、Kovan、GörliやOptimis、Polygon、Arbitrum、Flowなどもサポートしています。
「開発者に基本的な構成要素を提供することを使命としている」というAlchemyには感謝しかありませんね。
 
厳密にはまだまだ細かな機能があるので、気になる方は公式のドキュメントを参照ください。
 
同様のサービスにInfuraMoralisといったサービスもあります。
 
 
 

JSON-RPC API(知っている方は飛ばしてOK)

EthereumではDAppsとブロックチェーンノードとのやり取りに「JSON-RPC」を採用しています。
「JSON-RPC」はRPC (Remote Procedure Call)プロトコルの一種で、その名のとおりJSON形式でリクエストしてレスポンスを受け取るプロトコルです。
 
ちなみに、「RPC」はインターネット越しにある別のコンピュータ上で動作します。
例えば、JSON形式で別のコンピュータに送ると、別のマシンでその中の処理が実行され、結果がレスポンスとして返ってきます
 
前提知識はここまで。
「JSON-RPC API」はAlchemyなどが用意してくれるノードと通信するためのAPIです。
これを使えば、メソッドを記述してたったの1行でEthereumと通信するJSON-RPCリクエストを(内部で)初期化することができちゃいます。
 
このようにAlchemyでは便利なAPIを用意してくれているので、さっそく次節でその使い方を解説していきます。
 
 
 

Alchemy Supernodeの使い方

さて、それでは「Alchemy Supernode」使っていきましょう。
まずはAlchemyでアカウントを作成しましょう。
 
次に「Dashboard」から「+CREATE APP」ボタンを押します。
 
「Create App」画面が出てくるので必要事項を入力して「CREATE APP」ボタンを押します。
テストネットにデプロイしたい場合はENVIRONMENTをDevelopment、NETWORKをRnkebyなどに変更してください。
 
するとAPIキーが生成されるので、先ほど作成したアプリケーション名の「VIEW KEY」を押してAPIキーを確認します。
ローカル環境で利用するのはHTTPの部分が多いと思いますが、ここで必要なAPIキーをコピーして利用します。
 
公式にもチュートリアルがあるので、気になる方は試してみてください。
 
 
 

さいごに

Alchemyの使い方の記事がなかったのでまとめてみました。
DApps開発のお役に立てれば幸いです。
 
しかし、Web3界隈は覚えることが多すぎて大変ですね・・・笑
まだまだ道半ば、引き続き楽しんでDApps開発をやっていきましょう!!
 
 
 
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