【DTM】ソフトシンセ(シンセサイザー)のパラメータと使い方【参考:Serum】

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かとてん
かとてん

どうも!かとてんです!!

 
「EDMに欠かせない音源と言えばなんでしょうか?」
 
キックやベースも出てくるとは思いますが、シンセサイザーも浮かんでくるのではないでしょうか?
それほどまでにシンセサイザーの音(特にSuper Saw)はEDMと密接な関係があります。
 
中にはシンセサイザーが使われていない楽曲もありますが、映画ドラえもんにドラえもんが出ているくらいの頻度で使われているのではないかと思います。
でも、いざソフトシンセを買って楽曲を制作しようとしたとき、パラメータが分からず何をしたら良いのか分からない・・・なんてことはありませんでしたか?
 
私自身、シンセサイザーのパラメータが分からず苦労した記憶があります・・・
ということで、今回の記事ではシンセサイザーのパラメータや簡単な使い方などを分かりやすく解説していきたいと思います。
 
 
 

シンセサイザーとは?

シンセサイザーは電子回路を使ったキーボード楽器で、名前の由来は「Synthesize(合成する)」からきています。
 
シンセサイザーの原理は、簡単に言うと「電気の信号を空気の振動に変換」して音を出すというものです。
複数の電気信号を合成させることで、一台でギターやベース、ピアノなどのさまざまな音色を出せるのが特徴です。
 
そんなシンセサイザーにはオシレータやフィルタ、LFOなど、さまざまなパラメータがあります。
パラメータの多さや複雑さがなかなか厄介なんですよね・・・
 
それでは、次節でこれらのパラメータについて詳しく解説していきます。
 
 
 

どんなパラメータがあるの?

どのシンセサイザーにもあるパラメータを紹介していきますので、「Seram以外のソフトシンセを使いこなしたいんだ!」という方にもこの説は参考になるかと思います。
 
それでは早速いってみましょう!!
 
 

オシレータ:Oscillator(OSC)

日本語では「発振回路」、文字通り振動を発生させるパラメータになります。
 
オシレータでは出力する波形(サイン波、ノコギリ波、矩形波など)や周波数などの設定をします。
ほとんどのシンセサイザーには複数のオシレータが搭載されており、それらを重ね合わせることでさまざまな音色を出すことができます。
 
 

アンプ:Amplifier(AMP)

日本語では「電気信号を増幅させる機器」、つまり音の大きさを変えることができるパラメータです。
分かりやすくボリュームと表記されていることもあります。
 
ただし、アンプだけが適用されている状態だと、鍵盤を押してから離すまでの音の大きさが一定になってしまいます。
音楽的な抑揚をつけるためにも後述する③の設定が別途必要になります。
 
 

エンベロープ:Envelope(ENV)

音量の変化曲線のこと。
音の始まりから終わりまでの音の大きさを電気的に制御します。(曲線を生み出します。)
 
エンベロープは以下の4つの要素で構成されており、それぞれの頭文字で表記される場合が多いです。
  • Attack Time(A):音が立ち上がるまでの時間
  • Decay Time(D):持続音が鳴るまでの時間
  • Sustain Level(S):持続音の音量
  • Release Time(R):鍵盤を離してから音が減衰していく時間
 
なお、図解するとこんな感じです。
 
 

フィルター(Filter)

特定の周波数をカットしたりブーストしたりする機能のこと。
ちなみに、イコライザーもフィルターの一種です。
 
ソフトシンセの種類によって細かいパラメータが変わることはありますが、ほぼ確実にあるパラメータは以下の2つです。
  • Cut off:設定した周波数より上の周波数を抑える(ローパスフィルタ)
  • Resonance:Cut offで設定した周波数付近を強調する度合い
 
 

LFO:Low Frequency Oscillator(LFO)

日本語では「低周波発振器」で、1Hzや4Hzといった耳に聞こえないほどの低周波を出す発信器になります。
聞こえない音を出しても意味ないんじゃ?と思う方は多いと思いますが、実はこのLFOでビブラートをかけたりすることができるのです。
 
しかし、LFOは単体では音を聞き取れないので、オシレーターやフィルター、アンプなどにかけてあげる必要がでてきます。
何かのパラメータにリンクさせるイメージなのですが、ピッチ(音の高さ)にかければビブラートが、音量にかければトレモロ効果がつきます。
 
LFOには以下の3つの大きなパラメータがありますので、これだけは覚えておきましょう。
  • Waveforms:揺らす波形の形
  • Rate:揺れる頻度
  • Depth:揺らす深さ(大きな波か小さな波か)
 
以下のようなパラメータも比較的一般的です。
・PORY/MONO:POLYが複数、MONOが単音だけを鳴らせるモード
・Portament:ピッチの変化をなめらかにする
・Detune:周波数がわずかにずれた波形を重ねて音に広がりや厚みを出す
 
 
 

どんな仕組み・構造になっているの?

前節で5つのパラメータについて解説してきました。
これらがどのように組み合わさり、どんな風に音として出力されているのでしょうか?
 
実は結構簡単なつくりで、基本的に以下で図解するとおりとなります。
 
音はオシレータ→フィルター→アンプの順でとおり、出力されます。
その間にLFOやエンベロープなどでモジュレーション(音の周波数や位相、タイミングを変化させて音を揺らしたり厚みを出したりする効果)を加えることができます。
 
それぞれがどんな役割で、どのように機能しているのか理解を深めていただければ、今後の音作りに役立つのではないかと思います。
 
 
 

まとめ

さて、ザックリではありますが簡単に解説してきました。
 
これらはソフトシンセを使いこなすにあたり、最低限必要な知識です。
種類によってはこれらの他にも様々なパラメータがあり、見事なまでにDTMerを混乱させてくれます・・・
 
ソフトシンセはほとんどが日本語に対応していないので、特に私のような英語が苦手な人はもう大変です笑
ですが、基礎だけでも理解していれば大まかにでも理解できますので、基礎固めすることを強くおすすめします。
 
それでは!良きDTMライフを!!
 
 
 
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