「DApps」(分散型アプリケーション)とは?その特徴や実例を紹介!

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まるお
まるお

DAppsって別の書き方もあるんよな?

 
かとてん
かとてん
DApp、DApps、dApp、dapp・・・
いろんな書き方あるけど全部一緒や。
 
 

DAppsとは?

DAppsとは、「Decentralized Applications」の略で「分散型アプリケーション」のこと。
分かりやすく言うと、「特定の管理者がいないアプリケーション」のことです。
 
DAppsはスマートコントラクトを備えているブロックチェーンを基盤として構築されているため、複数のネットワーク参加者により分散的に管理されます。
 
とは言ってもすべてのデータが分散化されているわけではなく、暗号資産やメタデータなどの重要な情報のみがブロックチェーン上に保存されているケースが多いです。(2022年2月現在)
 
現状、完全に分散化されているアプリケーションはBitcoinくらいなのではないでしょうか。
 
DAppsは通常のアプリケーションと同じように感じますが、利用者には分からないアプリの裏側で上記のように動作しています。
 
 
 

DAppsの特徴

DAppsにはブロックチェーン技術が使われているので、ブロックチェーンの特徴がそのまま受け継がれています。
 
①ネットワーク参加者が管理者
②(実質)改ざん不可能
③誰でも取引履歴を確認できる
※詳細は以下の記事を参照ください。
 
また、DAppsはオープンソースであることが多く、誰でもプログラムを確認することができます
エンジニアでないと理解は難しいと思いますが、不正がないかチェックすることも可能です。
 
ただし、ブロックチェーンの利用者数が増加することで取引が遅延してしまうというスケーラビリティ問題や、システムダウンがないため簡単にプログラムの変更ができないという問題があります。
 
 
 

DAppsの実例

DAppsには様々な実例がありますが、ここではその中でも有名なものを5つピックアップして紹介していきます。
 

①DEX(分散型取引所)

DEXとは「Decentralized Exchange」の略称で、日本語だと「分散型取引所」という意味です。
プログラム(スマートコントラクト)によって管理され、ユーザー同士が直接やり取りできる取引所です。
 

②DAO(自律分散組織)

DAOは「Decentralized Autonomous Organization」の略語で、和訳すると「自律分散組織」となります。
管理者なしで機能する(目標達成のための)組織で、プログラム(スマートコントラクト)によって運営されます。
 

③NFTゲーム

NFTは「Non Fungible Token」の略語で、和訳すると「非代替性トークン」=「鑑定書と所有権が付いたデジタルデータ」です。
NFTゲームにはNFTが使われ、ゲーム上のキャラクターやアイテムなどを売買することができます
 

④NFTマーケットプレイス

NFTの売り買いができるマーケットです。
様々なマーケットプレイスが存在しますが、現時点ではOpenSeaが一番大きなマーケットプレイスとなっています。
 

⑤レンディング(貸付)

レンディング(Lending)サービスは暗号資産の借り手と貸し手を自動的につなげてくれるサービスです。
貸す側は利子を得ることができ、借りる側は利息を付けて返済します。
 
 
 

さいごに

DAppsはまだ黎明期であり、多くのアプリケーションが試行錯誤を繰り返しています
現時点ではブロックチェーンと相性の良い金融系やゲーム、グッズ系などのサービスが多いですが、これから他の分野のDAppsも増えてくることでしょう。
 
私自身、DAppsにとても興味があるため、技術的な側面からこの世界を追っていきたいと思います。
これからがとても楽しみですね。
 
 
 
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